【アイマス ×鬼滅】しのぶ「多分よくある血鬼術」
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31:名無しNIPPER
2020/03/05(木) 22:02:30.08 ID:0WI24RkPO
「えぇ、とーっても忙しいです。けれど聞いてしまったら気になって夜も寝られません」
「えぇ!?こちょぴょん三日徹夜してたのに!?」
「義勇お兄ちゃんのせいで今日も眠れないの!?」
「うっ…」
32:名無しNIPPER
2020/03/05(木) 22:03:01.43 ID:0WI24RkPO
「ほら、観念して話してください。何があったんです?」
と冨岡さんに聞く。まぁ、この時点でもう候補はいくつかに絞られているんですが…
「如月を怒らせてしまった…」
33:名無しNIPPER
2020/03/05(木) 22:03:35.70 ID:0WI24RkPO
「まぁ、千早お姉ちゃんは気むづかしいとこあるかんね」
「亜美ちゃん、それを言うなら『きむずかしい』ですよ」
我ながらよく気付いたものです。これも信頼関係のなせる技でしょうか。
34:名無しNIPPER
2020/03/05(木) 22:04:18.43 ID:0WI24RkPO
「それに関係ありません。多分悪いのは冨岡さんです」
「おぉ…」
「容赦ない…」
にっこり笑顔でそう言ってあげました。そもそもが日頃からコミュニケーションをこちらに委ねすぎなんですよ、冨岡さんは。
35:名無しNIPPER
2020/03/05(木) 22:04:52.55 ID:0WI24RkPO
「それが…理由が全くわからない…」
「え?そんなことある?」
「千早お姉ちゃんはたしかに気難しいかもだけど、最近は滅多に怒らないし…」
二人とも、冨岡さんの言葉を真に受けすぎですね。おそらくですが、この後の言葉を聞いたらひっくり返るのではないでしょうか。
36:名無しNIPPER
2020/03/05(木) 22:05:33.42 ID:0WI24RkPO
「…いつから怒ってるんですか?」
「衣装合わせをしていて…胸回りをもう少し細くした方がいいと言ってからだ…」
ドンガラガッシャーン
37:名無しNIPPER
2020/03/05(木) 22:06:04.94 ID:0WI24RkPO
「それじゃん!」
「千早お姉ちゃんにそんな話題はタブーだYO!」
「そうなのか?…いや、しかし、サイズが合っていないのは…」
「そんなの後でこっそり直してもらうとか!いくらでもやり方あるっしょ!?」
「そーだYO!義勇お兄ちゃん、そんなんじゃ嫌われちゃうよ?」
38:名無しNIPPER
2020/03/05(木) 22:06:46.89 ID:0WI24RkPO
「ほら、謝りにいきますよ?」
「しかし…俺は今…怒られて…」
「だから私が一緒に行くんです」
「!?い、いいのか?」
39:名無しNIPPER
2020/03/05(木) 22:07:13.41 ID:0WI24RkPO
「えぇ、しょうがないですから、本当に本当に忙しいんですけれど、このままでは冨岡さんがとてつもなくかわいそうなので、今回は助けてあげます」
「恩にきる」
嫌味を言っているのに一つも通じずにお礼を言われてしまいました。そんなことされたら、子供みたいに嫌味を言っていた私がバカみたいじゃないですか。
40:名無しNIPPER
2020/03/05(木) 22:07:52.44 ID:0WI24RkPO
「本当にしょうがないですねぇ、冨岡さんは…私がいないと何にもできないんですから…」
余りにも反応がないので、ついつい嫌味もエスカレートしていきます。全く、これも全部全部冨岡さんのせいです。
「確かに…胡蝶がいないと俺は生きていけないかもしれない…」
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