25:名無しNIPPER[sage]
2020/03/05(木) 08:52:34.97 ID:KJPz4TkyO
夕立は話しかけましたが、鳳翔は反応しません。夕立は顔を覗きこみました。どうやら気持ちよさそうに、うとうとしているのです。
寝ててもできるのか、夕立はそう思いました。
夕立は鳳翔を起こそうと思いましたが、どうやら楽しそうな夢でも見ているのでしょう。鳳翔はよだれを少し垂らしながら、にやにやしています。
夕立はとりあえず鳳翔のよだれをハンカチで拭き取りました。どうやら夕立は今の鳳翔を起こすのは悪いなと思ったようです。
少しの間放っておこう。そう考え夕立はどんな毛糸があるのか見てみることにしました。裁縫セットの中を開けてみると、なんと毛糸玉は一つもありません。
そんなに作ってどうするんだろうと夕立は思いましたが、無いより有ったほうがよっぽどいいことを夕立は知っています。
まだまだ午後は始まったばかりですし、鳳翔の楽しみを終わらせてはいけないと思った夕立は、近くにある鳳翔の部屋へと行き毛糸玉を取ってこようと考えました。
なんとなく鳳翔の頭を撫でてから、夕立は走りました。
さぁ時間との戦いです。毛糸が途切れてしまうのか。鳳翔が目覚めてしまうのか。二つの時間が同時に進みます。
夕立は鳳翔の部屋に着くと、まずはタンスを開けることにしました。開けると中には>>26がありました。
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