【デレマス】比奈・日菜子・美穂「ひな飾りあれこれ」
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3: ◆lrSDAkq2tQ
2020/03/04(水) 11:53:59.57 ID:P4R1UtFK0
美穂 「それで、どんなこと考えてたの?」

日菜子「むふ、ひな飾りにはいろんな人形が飾られてるじゃないですかぁ」

美穂 「そうだね。男雛に女雛、三人官女、五人囃子、右大臣に左大臣、お抱えの仕丁が三人、他にもいろんなバージョンがあったりするよね」

日菜子「男雛に女雛・・・つまり、王子様とお姫様じゃないですかあ!」

美穂 「ふふ、そういうことにもなるのかな?」

日菜子「『男雛さま・・・嬉しいです。1年間、この日を待ちわびました』『僕もだよ。僕と君がお似合いなところを、皆に見てもらえる唯一の機会だからね』
    『も、もう・・・そんなにはっきり、恥ずかしいです』『いいじゃないか。愛してるよ』
    『はい、私もです』『君と僕の絆は、永遠だ』」

比奈 「これ真下で三人官女はどんな気持ちで聞いてるんスかねえ」

日菜子「『でも、寂しいです』『どうしてだい?』
    『ダメですね、私。せっかく今こんなに幸せなのに、なのに、この時間がいつか終わってしまうことばかり考えていて』『・・・』
    『明日にはもう私達仕舞われるんです。また、別々の暗い箱の中に』『・・・ふふっ』
    『えっ?どうして笑って・・・』『そんなに、寂しい?』
    『当たり前じゃないですか。貴方のことをこんなに近く感じられるのが、1年に1度きりなんて』『でも、ここに飾られていないときでも確かに近くにいるよ?』
    『イヤです。貴方の顔をちゃんと見れなきゃイヤです。貴方をちゃんと感じられなきゃイヤです』『そうか。なら、こうしよう』
    『何か考えが?』『僕は笏、君は扇を持っているね』
    『はい』『こっそり、交換しよう』
    『な、何をおっしゃるんです?』『そうすれば仕舞われても、僕は君の扇を、君は僕の笏をずっと持っていられる。お互いを感じあえる。離れ離れじゃないよ』
    『いいんですか、そんなことをして』『・・・僕だって。僕だって君をずっと傍で感じていたい。だから・・・ダメかな』
    『嬉しいです。すごく、嬉しいです』『よかった。それじゃあ・・・』」

比奈 「あっ由愛ちゃん、ちょっと今こっち来ちゃダメっス。急用じゃないなら後にしてほしいっスね」

日菜子「そして二人がそれぞれの持ち物を交換するんです。まだ少しうろたえている女雛に、男雛は少し強引に迫ります。扇を取ろうと思ったその手が、女雛の手に直接触れてしまって。
    見つめあう二人は、そのまま・・・あああああ〜〜いけません〜〜〜〜!!」


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