ジャスティスマン「南条光と」シングマン「小関麗奈」
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◆A87DI5RwaU
[saga]
2020/02/29(土) 23:22:53.09 ID:fHjA1YDx0
麗奈「そ、そうだけど…………」
「麗奈ちゃんが持って来たペンキはどこにある?」
麗奈「そ、それは………アタシのロッカーの中に………」
「それなら他に誰がこんな事をできるの!」
麗奈「し、知らないわよ! 誰かがあたしのロッカーからペンキを盗んだのかもしれないじゃない!」
「麗奈ちゃん、その腕のバンドは何? ロッカーの鍵でしょ? だったらロッカーにはキチンと鍵がかけてあるってこと。誰も取れないでしょ!」
麗奈「ち、違う………! だってアタシ、そんなことする理由がないじゃない! アタシとあの子は友達よ!なのにどうしてこんな事をするってのよ!」
「麗奈ちゃん、あの子が見学にいらした方からスカウトされかけていたって事知ってたんでしょう? それで悔しくてやったんじゃない?」
麗奈「は……はぁ!? なによそれ初耳よ!」
「麗奈ちゃん、嘘はやめなさい。あの子も麗奈ちゃんにしかそのことは言ってないって話してくれたわよ」
麗奈「し、知らないわよ! そんなの聞いてない! あの子の勘違いよそれは!」
麗奈「あの子と直接話をさせなさい! 直に会って話すわ!!」
「さっきお母様に引き取りに来ていただいたからもうここにはいないわ。本当に可哀想に………ぐしゃぐしゃに泣き崩れちゃって、歩くことすらできなかったのよ。麗奈ちゃんにこんな事されて、本当にショックだったのね」
麗奈「だ、だから……ッ!!」
「いい? 麗奈ちゃんのそのイタズラ好きなのを治そうとは私は思わない。でもね、今回のこれはさすがに度が過ぎてる。わかるわよね?」
麗奈(な、なんで………)
「確かに仲の良かったお友達に先を越されて悔しかったのかもしれない。その気持ちは私にもよ〜く分かる」
麗奈(なんでこの人は……………)
「でもね、大切なお友達でしょう? だったらその子の成功を喜んであげるのもあなたの務めだったんじゃないかしら?」
麗奈(なんでアタシがこれをやったって前提で話を進めているの………?)
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