魔法学園で過ごす学生生活第2章 〜安価とコンマと時々ラブコメ〜
1- 20
163: ◆50Z6EuXmS6[saga]
2020/03/07(土) 21:08:00.23 ID:1Tm4eMSE0
フィニー(盗み聞きを…)



【以下2人の会話】




スリア「ザルグさん、どうしたのですか?」

ザルグ「ああ、眠れなくてね…いや、ボク普段は夜更かししてるから」


スリア「引きこもりですものね。田舎貴族の私ですら話は聞いていますもの…」

ザルグ「だろうね…」



スリア「優秀な妹と引きこもりの兄、と聞いてましたからね」

ザルグ「…間違ってはないね。もっとも、アリスの方も、いろいろだけれど」

スリア「…刻印の有無は、貴族の格でもありますからね」

ザルグ「あと、頭よくないし」

スリア「えぇ…」




スリア「…なぜ、引きこもりの貴方は魔法学園に入学したんですか?」

ザルグ「…言わないとダメかな」

スリア「いえ…無理ならばそれでいいですわ」


ザルグ「家のためでもあるんだけどね。刻印も一応あって魔法学園卒業なら、改めてクロウズ家の立場も立て直せる…とおもったんだ」

スリア「…王は何を考えているのでしょうかね?」

ザルグ「さあね…」



ザルグ「物事を探るなら、もう少しうまくやったほうがいいんじゃないかな?」


フィニー(!?)



スリア「…ばれてましたのね」

ザルグ「まあ、それはね…けれど、君は別に諜報員みたいな立場じゃないだろう?」

スリア「ええ。私も、貴方と同じですわ。家のために尽力したい…それだけです」

ザルグ「難しいところだね…まあ君もベルウォール家と同じ王家存続派だろう?」

スリア「…」

ザルグ「…え?」



スリア「家は、そうでしょうね。ですが、私は…」


ザルグ「…まあ、意思は人それぞれだからね。ボクも廃止派だけど」

スリア「…眠れなくなってきましたわね。少し体を動かしてから戻りますわ」

ザルグ「それじゃ、先に寝るよ」




フィニー(派閥、か)


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/434.79 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice