男「帰りのコンビニと、美味しい肉まんと、いつものギャル」
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99: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/02/18(火) 22:48:58.04 ID:Iye83NiB0
「おかえり」

肉まんが囁いたように感じた。

一か月も食べなかったことを、今一度悔やむ。
以下略 AAS



100: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/02/18(火) 22:49:24.91 ID:Iye83NiB0
ゆっくりと眼を開く。

少しぼやけた視界。

誰かの顔が、目の前にある。
以下略 AAS



101: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/02/18(火) 22:51:11.12 ID:Iye83NiB0
僕は思わず、逃げようとした。

女「ま、待ってよっ」

咄嗟に僕の手首を掴む。
以下略 AAS



102: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/02/18(火) 22:51:43.02 ID:Iye83NiB0
男「……どうして」

君がいるんだ。

女「一か月ぶり」
以下略 AAS



103: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/02/18(火) 22:52:31.01 ID:Iye83NiB0
男「……か」

女「?」

聞け。ちゃんと、聞かなきゃ。
以下略 AAS



104: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/02/18(火) 22:53:00.26 ID:Iye83NiB0
男「ギャルちゃんに、彼氏ができたって。学校で……噂、回ってたから」

僕は肉まんを見つめながらそう言った。

勇気を出して言っているけれど、心は臆病だ。
以下略 AAS



105: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/02/18(火) 22:53:26.78 ID:Iye83NiB0
男「えっ……」

女「それって、私に彼氏がいるって噂?」

男「う、うん」
以下略 AAS



106: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/02/18(火) 22:54:58.64 ID:Iye83NiB0
でも、それじゃあおかしいじゃないか。

君はあの時確かに男子と歩いていた。

男「じゃ、じゃああの日……」
以下略 AAS



107: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/02/18(火) 22:55:24.49 ID:Iye83NiB0
彼女は改まって。

女「あの日、私の後を追って来た男子が無理矢理ついてきたの」

ギャルちゃんは落とした肉まんを拾い上げる。
以下略 AAS



108: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/02/18(火) 22:56:39.85 ID:Iye83NiB0
女「メガネくん、次の日いないし。ずっと来ないんだもん」

男「……」

女「私のこと、嫌いになったのかと思った」
以下略 AAS



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