貴方「俺が魔法少年でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」
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987: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2020/07/12(日) 00:25:57.34 ID:l4n910Bg0


 雪の積もった道の隅に、なにかが落ちている。

 誰かの落とし物かとも思った。黒くてふわふわした……。


まどか「……たいへん! 猫だよ、それもまだ子猫だよ!」

貴方「えっ!生きてる?」

まどか「息はしてるみたい。でもすごく冷たい。このままじゃ死んじゃうかも……あっ、そうだ!」


 子猫を雪の中から掬い上げ、鹿目さんが薄く桃色の光を輝かせる。さっき話した身体を温める魔法だ。

 俺が自分に向けてやった時にはコントロールをミスった魔法。

 基本的にこういう魔力の扱いっていうのは自分に向けるよりほかのものに向ける方が難しい。

 でも、鹿目さんの真剣な表情を見てると失敗する様子が浮かばなかった。


 やがて高い鳴き声が聞こえてきた。


まどか「よかったぁ……目を覚ましてくれて」

まどか「この子……わたしが学校にいくとき通る道でよく見かけてた子だ」

貴方「野良猫?かな?首輪もないし」

まどか「うん、たぶん」

貴方「もう大丈夫かな? ていうか何があったんだろう」


 見て取れることは、痩せていておなかをすかせていそうということだった。

 鹿目さんも同じことを思ったようだ。


まどか「家に何かあげられそうなものあったかな……うちこの近くなんだ」


 やっぱり、ほっとけない……よな。



1その間見てようか?
2何か買ってこようか?
3家で飼えたりってしないよね
4自由安価

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