貴方「俺が魔法少年でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」
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965: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2020/07/03(金) 21:31:48.25 ID:/KOuU/NG0


貴方「手芸が特技っていいね」

まどか「あ、ありがとう……特技っていえるのかな」

貴方「十分特技だと思うけど。そうそうみんな出来るわけないし、俺もせいぜいボタン付くらいしか……」

まどか「でもわたしは【貴方】くんみたいに成績よくないし」

貴方「成績がいいだけだよ。勉強が特技ってのもしっくりこないしさ。俺は何が特技かって言われたら悩むくらいだよ」

貴方「鹿目さんはもっと自信もっていいんじゃない?」


 そう言うと、褒め言葉は慣れてないらしく、鹿目さんは少し照れた様子だった。


貴方「……引き留めたみたいになってわりい。そろそろ帰るか」


 教室を出て、廊下を通って階段を下りる。

 校舎を出てもしばらく自然と同じ道を歩いていた。


貴方「今日はまっすぐ帰る?」

まどか「うん、そのつもり。あ、【貴方】くんがパトロール行くなら付き合うよ」

貴方「俺も今日はいいかな……。鹿目さん家ってどのへん?」

まどか「大きい公園のあるほうだよ」

貴方「ああ、あの噴水のある公園か」


 何気ない話をかわして、それから鹿目さんがぽつりと話し始める。

 驚いているような不思議そうにしてるような、そんな雰囲気。


まどか「さっきの話、だけど……【貴方】くんもああいうことで悩むことあるんだね」

貴方「そんなに意外だった?」

まどか「うん。意外だった」

貴方「そっか。そういうふうに見えてるのか。褒められてるって思っとこうかな?」

貴方「でも、鹿目さんみたいな人が取り柄ないなんて言ってたらほとんどの人が取り柄なんてなくなっちゃうよ」

貴方「特技の話もしたけど、取り柄って別に特技だけじゃないだろ。鹿目さんと話してると気分が穏やかになる感じするし」

まどか「え、そう……かな?」

貴方「うん。そうだよ」


 鹿目さんについて深く知ってるわけじゃないけど、雰囲気はこうして話してても伝わってくる。

 さやかとかは誰かと一緒でも目に入りやすいけど、鹿目さんは多分、あまり自己主張しないタイプなんだろう。

 ……そんな彼女に、少しだけ興味を持った。



四回目【貴方】 31日目終了

[知り合い]
・鹿目まどか・・・守り合う仲間↑
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・親友
・暁美ほむら・・・気まずい
・佐倉杏子・・・仲間
・巴マミ・・・親友

[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
志筑仁美


強制ENDまで【残り:3回】


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