貴方「俺が魔法少年でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」
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774: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2020/06/07(日) 22:37:25.23 ID:CdwyHhHm0
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15日目



 今日は放課後になると、志筑さんはすぐに帰ってしまった。


 学校が終わるとまた週末がやってくる。

 そして、俺も帰宅した後、日が暮れる頃の時間になってから志筑さんから連絡が来た。


 『先週は急用を優先してしまいすみませんでした。今週は空いていますか?』


 とくに予定はなかったので、了承の返事を送る。



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三周目休日



貴方「志筑さん」

仁美「【貴方】くん、ご機嫌麗しゅう」


 この独特の挨拶も少し慣れてきた。

 待ち合わせにしてたのは小さなカフェだが、志筑さんがいるだけで更に上品さが増して見えた。


貴方「おとといは楽しかったね。みんなでダーツやって」

仁美「はい。まだ仲良くなったと言うには早いかもしれませんが、暁美さんとも遊べてよかったですわ」

仁美「自分から誘えてよかった。【貴方】くんも楽しい遊びを提案していただきありがとうございます」

貴方「思いついたことを言っただけだよ。でもよかった」


 ちょっとした雑談に一区切りがつく。……すると、志筑さんは少し神妙な顔をする。


仁美「実は私……バイオリンの習い事をやめてしまいました」

貴方「え、そうなんだ……どうして?」

仁美「私はやっぱり好きだからやっていたわけではないし、向いてないことがわかったので」

仁美「どちらかといえば、感性はさやかさんのほうがあるのかもしれませんね」

貴方「まあ、あいつは音楽好きとは言ってたな……」


 バイオリンは上条との共通点でもある。そりゃ比べたら自信なくすだろうけど、向いてないって言うほどなのかな――とは思った。

 続けるのが重荷になったのだろうか。




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