貴方「俺が魔法少年でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」
1- 20
766: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2020/06/07(日) 19:32:23.54 ID:CdwyHhHm0


 放課後の屋上。

 前にも志筑さんと何度かここに来ている。話といえばこの場所だった。


貴方「急にごめん。最近上条とは上手くやれてるみたいだね」

仁美「私から申し出て練習の付き添いをさせてもらっているのですが……最近、私がいても邪魔なだけなのではないかとも思えてきました」

仁美「前までは近くに居られるだけでいいと思っていたのに。高望みしすぎなんですかね。段々、上条君に何をしてほしいのかわからなくなってきてしまいましたわ」

貴方「してもらいたいことははっきり伝えたほうがいいと思うよ。本当は自分ではわかってるんじゃない?」

貴方「もっとこうしてくれたらいいのに、こうだったらいいのに……とか」

仁美「そうですわね……。私、もう自分の気持ちに嘘はつかないと決めましたのに」


 そう言いつつも、何も言わなくても相手からしてほしいって気持ちもなんとなくわかる。

 あまり口を出すことじゃないのかもしれないけど、待ってても変わらない気はした。


 ……でもまずは、ここで話すのは俺と志筑さんの間にある問題だ。

 今すぐ事情を話すか話さないかじゃなくて、俺が安心させられてないままにしてたから駄目だったんだ。


貴方「暁美さんや美樹とのこと、やっぱり志筑さんからしたら不安だよね。そのことについて話そうと思って」

仁美「話してくれるんですの?」

貴方「まだ事情は話せないけど……」

仁美「『まだ』?」

貴方「……うん。でも絶対にいつか話すって、それだけは伝えたかった」

貴方「今は話せないし、何年か先になるかもしれない。卒業したら高校は離れるし……その時に一緒にいるかわからないからこの前はそう約束できなかったけど」

貴方「やっぱり志筑さんとは一緒にいたいなって思ったんだ」

仁美「わかりましたわ。【貴方】くんがそこまで言うのなら信じます」

仁美「でしたら、一緒にいるために……約束を果たすためにも、危ないことは極力避けてくださいね?それから、さやかさんたちのことも……!」

貴方「うん。わかってる。約束するよ」



 戦いをやめるのは無理だけど、危ない戦い方だけはしないようにしたいと思った。

 幸い心強い仲間もいっぱいいるんだ。もちろんその仲間、彼女の親友に危機が迫った時にも守ることを再び決意した。

 仲間と守り合っていけば、危険もぐっと減る。


 そして――――早く見滝原を戦う必要のない平和な街にしよう。




四回目【貴方】 13日目終了


★仁美ルート★


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/596.82 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice