貴方「俺が魔法少年でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」
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◆xjSC8AOvWI
[saga]
2020/05/23(土) 22:43:39.36 ID:PXOn5Vw+0
貴方「志筑さんとは何か話せた?」
ほむら「ええ……少しね。志筑さんのことついてはたくさん聞けたわ。趣味の話とか、習い事の話とか」
貴方「暁美さんのことは話してないの?」
ほむら「私はあまり話せることがないから」
貴方「魔法少女のこととかじゃなければそんなに秘密にしなくてもいいのに……」
ほむら「いえ……考えてみたら私は自分について語れることなんてなかったのよ」
ほむら「好きなものとかも特に思い浮かばないし」
貴方「うーん、そっか。まあ話せてよかったじゃないか。後のことはきっと、これからでも話していけるよ」
しかし、暁美さんのことを知りたがってた志筑さんからすれば、まだ消化不良かなあ。
――俺だったらどうだろうか。『自分について語れること』。
俺もそう言われるとそんなものはない気がした。
貴方「よし、もう治ったよ。ここを出よう」
ほむら「ええ」
貴方「次はどこ回る?――――……あ」
表の通りに出る。……すると、志筑さんと偶然鉢合わせた。楽器のケースを持っている。
仁美「【貴方】くんと暁美さん……今、その奥の道から……?」
貴方「あ、いや、これは……」
危ないところには行かないように説得するって言ったのに、これを見られたのはちょっとまずいかも。
よりによって暁美さんと一緒なんて。
ほむら「私が……、私が付き合ってもらったの。……散歩に」
仁美「えぇと……それって」
貴方「志筑さんは何してるとこ?習い事?」
仁美「はい……。私はこれからバイオリンの稽古ですわ」
バイオリン……志筑さんも習ってたのか。
強引に話題を変えたけど気まずい。暁美さんも同じように思ってたらしく、更に強引に踏み出していった。
ほむら「行きましょう」
貴方「あっ、暁美さん」
仁美「お待ちくださいまし!」
ほむら「あなたは習い事でしょう?私たちは用事があるの」
……暁美さん、なにか自分から悪役を買ってでようとしてる気がする。
1暁美さんについていく
2志筑さんのところにとどまる
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