貴方「俺が魔法少年でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」
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688: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2020/05/16(土) 20:05:00.32 ID:CcG2Pki/0


 次に決めたのは、あの目玉の大きなやつ……ではなく、あれほど怖くはなさそうなジェットコースターだった。



仁美「つ、ついに来てしまいましたわ……!ジェットコースター!」

貴方「折角だからこういうのもひとつは乗っておきたくて」

仁美「まああの大きいのよりは随分とマシですね」


 列に並び、段々と順番が近づいてくる。

 これはそれほど大きいものではないが、やはりジェットコースターらしい急な傾斜はあり絶叫は聞こえてきている。

 絶叫系として楽しむには十分なくらいだ。


仁美「……とは言ったものの、いざ順番が近づいてくるとドキドキしますわね」

貴方「あはは、俺もだよ」


 ついに自分たちの番が回ってきた。

 荷物を預けて乗り込むと、まずはゆっくりと発車する。そしてじわじわと上昇していき――……


仁美「……きゃーっ!」


 隣から可愛らしい声が聞こえた。

 普段大きな声なんてそうそう出さない人だから、珍しいものが聞けたかも。




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