貴方「俺が魔法少年でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」
1- 20
642: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2020/05/10(日) 22:31:18.64 ID:40KFxv030


貴方「一緒に帰る?ここで待っててもしょうがないでしょ。俺ももう帰るし」

仁美「ええ。そうですわね……」


 帰り道を歩き出す。


 ちょっと残念そうな表情の志筑さん。

 志筑さんは上条のことが本当に好きなんだろうな。上条も付き合い悪いとこはあるとは思ってたけど、彼女にまでとは。


貴方「あいつもバイオリンのことばっかりじゃなくてもっと志筑さんのこと見てやればいいのにな」

仁美「上条君のこと、悪くは言わないでくださいまし。バイオリンに対する情熱は理解はしてますから」

貴方「あ、ごめん。悪く言ったつもりはないんだ。ちょっとした男同士の軽口だとでも思ってよ」

貴方「まあ、いいとこではあるよな。そこまで趣味に一途になれるのも。俺は趣味ってほどのものもないし」

仁美「……私もそこまでの趣味はありませんわね」


 やっぱり沈んだ様子なのが見てられなくて、なにかしてやりたくなる。

 けど何を言ったら喜ぶんだろうな。上条の悪口言うのは論外だし。

 そんな時、道端にあったたい焼きの屋台が目に入った。


貴方「志筑さん、あれ食べない?おなかすいちゃってさ。いるなら二つ買ってくるけど」

仁美「あ、はい。けど出してもらうのは……」

貴方「いいからいいから。いっぺんに買ったほうが早く済むし。返してくれるならまた今度ね」


 たい焼き二つを買って横のベンチに座る。

 ただのたい焼きでも、志筑さんが持ってるとなんか優雅に見えた。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/596.82 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice