貴方「俺が魔法少年でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」
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59: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2020/02/26(水) 20:56:17.84 ID:2WiNow3W0


貴方「……じゃあせっかくだし、今日もパトロール一緒に行かない?」

杏子「パトロールか。いいけど?」

貴方「えっ、ホント?よかった」

杏子「誘っといて何だよ」

貴方「いや、なんか邪魔されたくなかったりするかなって思って」

杏子「……別に何かしてたわけでもねーし。ここに来てももう何もできないからな」


 何もできなくても、佐倉さんにとっては意味はあるとは思う……けど。

 とりあえず、佐倉さんがついてきてくれるなら心強い。

 けど二人だとなんとも会話がなくて、どうしようかと悩む。――考えてると、佐倉さんのほうから話してきた。


杏子「アンタさ、周り女子ばっかでやりづらくねーの? むしろ役得とか思ってる?」

貴方「クラスでもよく知ってる人が多いからそんなに疎外感はないよ。前はちょっとボヤいてたけど。ほら、実力差とかも男女であるわけじゃないし」


 元々の腕力の差もまったく影響がないというわけではないのか、俺は大抵の魔法少女よりは身体能力は高いほうだ。

 けど、佐倉さんがその『大抵』の中に含まれない人だから、ここじゃ差があるなんて言えない。

 それ以前に実力は純粋な身体能力だけで決まるわけじゃない。経験や技術の方が大事なのは他の人を見てさんざん実感してきたし。


杏子「まあそこんとこ理解して、ウワついた気持ちじゃないならいいんだけど。チャラついた考えしてたらシメてたとこだ」


 ……昨日も言われてたけど、本当に佐倉さんってこういうところ真面目なんだな。


貴方「でも、もしみんなが危なそうな目に遭ったりしたら見過ごせないし、助けたいとは思うよ」

貴方「それは仲間や友達としてもそうだし、実力とかも関係なく、男としてもそうだ」

杏子「あぁーそう?それは立派なことだけどさぁー…………面倒臭いな、野郎って」

貴方「まあ、そういうもんなんだよ」


 佐倉さんは理解できなさそうにしてたけど、否定はしなかった。

 それから魔女結界を見つけて乗り込んでいく。




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