貴方「俺が魔法少年でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」
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481: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2020/05/03(日) 21:53:19.44 ID:IzS/hlEP0


「いたずらやたむろをしに来たわけじゃないんだろ。だったら目的があって来たわけだ」

貴方「君のほうこそ……」


 赤い髪をした少女が気の強そうな眼差しをこちらに向けて立っている。


「あたしのことはいいんだよ。あたしはここにもともと住んでたんだから」

「……覚えてないか?話したことはあるんだけどな」

「けど、警告はされたんじゃないか? 身なりのいいお坊ちゃんが来るとこじゃねーぞ」

貴方「いや、思い出した」


 そうだ、彼女は『昔の知り合い』――だ。互いにいくらか成長して姿は変わっているだろうが――昔ここに来た時に会ったのだったか?

 しかしこの有り様の中で何故一人だけここに?


貴方「……幽霊?」

「はあ?」

貴方「どうしてここに一人でいるのかと思って」

「あたしのことはいいって言ったろ。じゃあ幽霊と思ってもらってていいよ。で、結局何しに来たんだよ」

貴方「少しお祓いをしてもらいたくてね……。妙な現象の起こる品を手にしてしまって」

「それでわざわざここに……? 持ってきてんの?見せてもらわないと何とも言えないよ」

貴方「いや、今日は相談だけのつもりだったから。それに持ち出せるかどうかもわからなくてね」

貴方「けど、ついてきてもらえれば見せることは出来るよ。僕がいれば文句は言われないだろう」

「なるほどね。報酬は……」

貴方「相場がわからないが、出せるだけ出そう」



 まあ、生徒会の費用として出せるだろう。足りなければこっちでも出せる。

 ――――ついてきてもらうことになった。




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