貴方「俺が魔法少年でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」
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427: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2020/05/01(金) 20:58:30.44 ID:PaxvsgKK0
お坊ちゃま貴方くんのキャラが割と迷走中です
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 『生徒会執行部』――その教室の前で足を止める。コン、コンと何か規則正しいリズムを刻んでいる音が聞こえる。


*「あっ、やべえ!副会長だ!」


 僕が扉を開ると、慌てたように今まで机の上で跳ねていた小さな球体を掴んで隠した。

 ……ピンポン玉かな。


貴方「……仕事のほうは順調かな?」

*「まあ、はい……といっても、正直言って最近そんなにやることないじゃないですか?」

*「あっ!だからって遊んでいいとは思ってないっす!これっぽっちも!」


 クラスの掃除当番でここを掃除しに行くこともあるが、意外とこの部屋にはよくわからないものも置いてある。

 美樹さんがピンポン玉を見つけて、男子と混じって遊んでいたっけな。


貴方(こんな人までいるんだから、美樹さんが立候補しても問題ない気がするけどな……)


貴方「別にないならいいけど。息抜きしてた方が仕事してるふりをしてるよりはよほど効率はいいよ」

貴方「君、同じ学年だよね?副会長って肩書きで身構えてるみたいだけど、そんなに堅苦しくしなくていいのに」

*「いやー、そういうわけにはいかないっすよ。完璧な副会長で通ってるんだから。でも、意外と話が分かるんですね!」

貴方「というか、会長が許してるからやってたんでしょう……?」


 会長のほうを見てみると、ぎくりと目を逸らした。


会長「い、いやっ。まあそうは言ってないけどなぁ……」

*「実質副会長のほうが力は上じゃないすか?」

会長「さすがにそう言い切られると困るなあ……はは」

貴方「…………」


 ゆるい空気を作っている一番の要因はこの人なのかもしれない。

 会長ももちろん優秀な人ではあるんだが。




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