貴方「俺が魔法少年でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」
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150: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2020/03/15(日) 20:05:33.93 ID:6LYbqJ6A0


 先の見えない結界なだけにいつ終わりが来るのか不安にもあったが、入り組んだ道を抜けると一際大きな部屋へと出た。

 おそらくここが最深部だろう。魔女の姿を見つけて足を止める。


貴方「やっと抜けられたか」

ほむら「ええ。どうせだから、このまま攻撃も仕掛けてしまいましょう」


 暁美さんが止まった空間の魔女目掛けて銃を撃ちこみ、トドメに爆弾を取り出していくつか放り投げる。

 そのまま背後へと回り込んでいく。


貴方「……俺は攻撃しなくてもいいのかな?」


 武器を振るいに行くには手をつないだままじゃやりにくい。


ほむら「これだけでも並みの魔女なら仕留められるけど、様子を見て倒しきれなかった時には攻撃して」

貴方「わかった。背後は取ってるんだもんな」


 まあ、魔女からしたら何が起きたかわからないだろうな。突然爆弾が仕掛けられてて、俺たちに背後に回られてるなんて。

 暁美さんが時間停止を解くと、さっき仕掛けた攻撃が動き出して、魔女の前方で一斉に大爆発が起こる。


 ……手が離れた。武器を構え直していつでも攻撃できるようにしておく。

 すると、爆散した魔女の身体の中から小さい別の敵が飛び出してきた。注意しておいて正解だ。一気に踏み込む。


ほむら「! 本体はこっちよ!」

貴方「――――とりゃあっ!」


 杖に纏わせた魔力で一刀両断にすると、今度こそ結界が消えた。


貴方「はぁー、今の危なかったな。暁美さんが様子見とくように言ってなかったら対処できなかったかも」

ほむら「宿主と寄生虫……みたいなところかしらね。私も助かったわ。【貴方】くんが居てくれて」


 ひとまず一件落着して日常に戻る。

 さっきまでずっと手つないでたんだよな。理由は全然ロマンチックなものじゃないが、そう思うとなんか不思議な気分だ。


貴方「ほとんど暁美さんのおかげだよ。おかげで道中すごい楽できた」

ほむら「いつでもあの手が使えるわけじゃないから、対処も出来るようにならないと駄目よ」

ほむら「……私も一人だと使うことはあるけど、二人でああして切り抜けたのは初めてね」

貴方「なんか、貴重な体験ができたよ」

ほむら「……ええ」



これから
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