深月フェリシア「かなえって怖くね・・・?」 さな「はい・・・」
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17: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2020/02/13(木) 22:27:07.04 ID:IgUGHyAB0


かなえ「・・・・・・・・」

やちよ「ギター。見てたの?」

かなえ「ん。これは、あたしが変わった証だから」


かなえ(1音、1音、指で弾いて音を空気に滑らせていくと、張り詰めていた心の弦は緩んで、気持ち良く音を立てている気がする)

かなえ(静かになった教室で、夕日に照らされながら、風に心地良く髪を撫でられて穏やかになった心が、それを証明している)


かなえ「争いごとばかりで荒んでいたあたしはもういない。だから振り払って見せる。どれだけ過去が追いかけてきても。未来への道は拓けたから」

やちよ「まあっ、詩人ね。作詞の方もうまくなっちゃって。そうそう、さっきのライブなんだけど、あれって要は私たちへのラブコールでしょ? それをギターに語らせてくれちゃって、私ドキドキしちゃった」

かなえ「バカッ、そんなんじゃ・・・。でも、ありがとう」

やちよ「あら? 私、別に何もしてないわよ。かなえが自分で自分の道を見つけた結果でしょ」

かなえ「ん・・・。ありがとう」

やちよ「ふふっ」


やちよ「私はそろそろ帰るけど、かなえはまだここにいる?」

かなえ「いやっ、あたしも帰る」

やちよ「そう。それじゃ一緒に帰りましょう。みかづき荘に」

かなえ「ん」









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