52:伊丹 [sage]
2020/02/08(土) 21:26:17.04 ID:2EYiqEug0
◆
朝、劇場の事務所で。
私と彼は劇場のソファーで肩を並べて、机の上の携帯電話の音に集中する。
プッ……プッ……プッ……プーーー!
ゴゼン8ジ40フン 30ビョウヲーーー
時報を聞くと、素早く時計のリューズを操作し、
パチッとリューズを戻す。
「よしっ」
重なる言葉。
そして、時計を手に持ち、左耳へ近づけ、
その音を聞く。
「……うん。いいな」
お互い、完全にシンクロする動作とセリフ。
彼は、驚いたように隣の私を見る。
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