ベル・クラネル「リリ、君は僕のものだ」リリルカ・アーデ「……はい」
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/07(金) 00:50:32.91 ID:OKFL85SsO
「リリ……それだけはダメだ」
「ベル、様……?」
「それ以外のどんなわがままだって僕は許す」

リードを握り締めたベル様がこちらを見下し、強者の威厳を放って弱者のリリに命令します。

「リリ、君は僕のものだ」
「……はい」
「だからどこにも行くな」
「はいっ……リリは、どこにも行きませんっ!」

信じられない。これは夢でしょうか。
リリは思わずほっぺをつねります。痛い。
どうやら現実のようです。夢みたい。

『リリ、君は僕のものだ』
『だからどこにも行くな』

夢にまで見たその言葉を、言ってくれました。

「君を引き留める為なら僕はなんでもするよ」

はらはらと涙を流すリリに、ベル様はそう仰って、グイッとリードを引いてくださいました。

「うぐっ!?」
「リリ、君が悪いんだ。君が僕を怒らせた」
「ベル、様ぁ……」

ああ、なんて、なんて素敵なんだろう。
ベル様の怒りが、リリはとても嬉しい。
そこまで怒ってくれる、熱い気持ちが。
独占欲が。支配欲が。その全てが幸せ。


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