【禁書安価】垣根「はじめましてだな、一方通行」一方「誰だオマエ…?」
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361: ◆ocnT.96ZZU[saga]
2020/06/16(火) 23:04:37.87 ID:FPQ35JNY0

神裂「七月二十八日……あなたが記憶を失った日が全ての始まりです」

垣根「始まり……」

神裂「詳細に述べても理解を妨げるかもしれませんから簡潔に言います。あなたはあの日、本来ならば不可能であること、いわば奇跡を起こしたのです。仮に可能だとしても、科学の国の人間が、だなんて誰もが考えていなかったでしょう」

垣根「不可能?」

神裂「そうです。あなたに分かりやすく言うならば、誰もが解けない数式を解いたみたいなものです」

垣根「フェルマーの最終定理みたいなか? あれはワイルズが解決してるが」

神裂「おそらく」

垣根「それは凄いな……記憶を失った理由もそこにあるのか?」

神裂「いえ、そちらは妨害というかなんというか、式を守る門番にやられたといえば分かりやすいでしょうか」

垣根「なるほど……」

神裂「戻りますが、奇跡を起こした人間というものはそれだけで標的として見られます。中には危険だと言う者もいれば、利用してやろうと言う者もいるでしょう。シェリーは後者ですね」

垣根「なんとなく事情は分かったが……なんで俺はその“不可能"を可能に出来たんだ?」

神裂「それは私にも分かりません。本当に運が良いのか、はたまた何か特殊な素養があるのか……」

垣根「おいおい、これじゃ外歩くのすらダルいじゃねぇか」

神裂「そのために私がいます。最大の力をもって、護衛しましょう。今まではかなり緩くみていましたが、どうやら彼らも本腰をいれたらしいですから」

垣根「それは助かる……が、俺が必要とした時だけにしてくれよ」

垣根(本当なら、こんな風に頼るのも情けないが、事情が事情だし仕方ないよな。てか、神裂、俺よりどうみても強いし)

神裂「少なくとも、シェリーをどうにかするまでは無理な話です」

垣根「まぁ、それはな」



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