女子高生神絵師「は? 無料でイラスト描いてくれないかって? 無理無理www」
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15:名無しNIPPER[saga]
2020/01/31(金) 00:18:31.19 ID:vTatZzZO0


〜幼馴染宅〜


女性「くぉらー! 飲んでんのかおまえー!」

おっさん「お、おう、飲んでるってば」

旦那「うちの妻が……すみません……」

おっさん「ああいえいえ、むしろこちらこそ、夜分まで失礼して申し訳ないです」

旦那「いやいや、妻の幼少期の話が聞けて、とても嬉しかったですよ!」

旦那「それに、大ファンである先生とお話できるなんて、本当に光栄だなと」

おっさん「え、だ、大、ファン……?」

旦那「はい!」

女性「そうよぉ〜、こいつに、あんたの、ヒック、本を読ませたら、すっかりハマっちゃってぇ〜」

旦那「僭越ながら、妻に勧められるまで本など読まなかった私ですが、あなたが出版された5作品、全て読ませて頂いてファンになったんです」

旦那「私はその時から妻にぞっこんだった訳で……だから当時は、あなたに嫉妬したものですよ。妻がこんなに入れ込んでる作家さんが、幼馴染だというのですから」

おっさん「え……」

旦那「でもあなたの作品は、私の嫉妬心さえも変えてくれるくらい、素晴らしいものだった。彼女が応援する理由も分かるなと」

おっさん「……」

女性「うふふん、あたしはさー、昔から、あんたの応援してたんだよぉ?」

女性「だってさ、幼馴染が小説家って、すごくない!?」

旦那「凄い凄い」

おっさん「あいや、でも俺はそんな……」

女性「あたしはねぇ、こいつと出会ってねえ? あんたの本のことをねぇ、凄く好きになってくれたからねぇ、一緒になったの。あははは!」

おっさん「……」

旦那「ほらほら、もう、酔ってるんだから今日は寝ようか」

女性「だめだ! まだ飲むぅ!」

旦那「まったくもう」


おっさん(この旦那さんは、とても、心が大きい人だな)

おっさん(俺には真似できそうにない。こんな惨めな俺じゃあ)




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