【かぐや様は告らせたい】かぐや「会長が拉致監禁されたですって!?」
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名無しNIPPER
2020/02/16(日) 07:21:22.14 ID:6+VVp5SDO
屋上
ガチャッ
ザッ、ザッ…
石上「うー寒っ。ここにも見張りは見当たらないですね…」
伊井野「あ、あれ見てください!」
眞妃「む、あからさまに貼り紙ね……なになに?『勇者のハリセン、それは確かにここにある。しかし無いとも言える。彼は屋上と四階の狭間にて…景色を眺めながら勇者を待つ……』なにこれ」
石上「ヒントか何かでしょうね…」
伊井野「勇者のハリセンが孤独にも、それでいて凛々しく私達を待っているのが伝わる詩良いですね…」
眞妃「…ん?」
石上「悪い伊井野、今はツッコミ入れてる余裕がないんだ」
伊井野「別にツッコミ待ちじゃないけど!」
眞妃「まあ屋上のどこかにあるとは思うんだけど…」
伊井野「景色を眺めながら…とありましたから外側かもしれません」
眞妃「そうね」ザッザッ
石上「…景色を眺めながら……屋上と四階の狭間………ん?この引っ掛かってる紐なんだ?」チラッ
石上は紐を追い掛け、それは真下に向かっていた…彼は覗いてみる。すると…
石上「うわあ、あったっ!!」
伊井野「え、あったの!?」
石上「紐で外側にぶら下げられてた!ハリセン!」
眞妃「わ、本当だ!屋上と四階の狭間ってこういうこと!」
石上「紐引っ張ってハリセン引き上げます!」グイッ
伊井野「一人でずっと…高く寂しい場所に待ってたんだね……ハリセン……」
眞妃「創造力豊かな子ね…」
石上「よし、ハリセンはこれでOK…」
ガチャッ!!
石上「!」
眞妃「え…!」
「やっぱここに居た」
ザッ、ザッ…
龍珠「私の指示で兵を動かしといて良かったよ」
眞妃「龍珠!?あなたもTG兵だったの!?」
龍珠「いや、一人風邪で休んだとかで代わりに出てほしいとかめんどくさい勢いで頼まれて…」
眞妃「ああ…そうなの、大変ね…」
石上「6、7……8人居ますよ、TG兵」
伊井野「どうしよう……」
眞妃「…ハリセン、私にちょうだい。石上と伊井野は来ちゃダメよ、魔王戦に備えて」
眞妃「ここを突破しなければ校舎内に戻れない、私に任せなさい!」
石上「ツンデレ先輩!」
伊井野「一人で8人と!?」
眞妃「渚だってやった…私にできないはずがない」ザッ
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