【安価とコンマ】自分の手で切り開く幻想郷生活七日目
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840: ◆z07gL4YySg[saga]
2020/03/08(日) 00:39:11.22 ID:oSsivXTf0
「わらわが好きな者は――――」

「…………」

「困っていたわらわを救ってくれて。夜一緒に寝てくれて、疲れているはずなのにわらわにかまってくれて――その、ま、目合いが……上手、で」

自分からそんなことを言って、勝手に自爆してしまった。

「と、兎に角!兎に角兎に角――――!」

「ずっと!ずっと優しくて!どんな時でも!どんな場所でも!カッコいい!旦那様が好きなんだよ!」

「これは嘘なんかじゃない!決して忘れちゃいけない、正真正銘の愛なんだ!」

顔を赤くして、声を大きくして。わらわは、こんな夢なのかどうかも怪しい世界で――その人の前で愛を叫んだ。

「なぁ、なぁ……分かって、くれるだろう?」

――――旦那様!

「…………ああ、分かってるよイナバ」

イナバ。

それは、わらわに与えてくれた二つある名前の内の一つ。

思い出すことができた、大事な証。

……旦那様の言葉が耳に届いた瞬間。

わらわは、思いっきり。旦那様に抱き着いた。


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