【安価とコンマ】自分の手で切り開く幻想郷生活七日目
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838: ◆z07gL4YySg[saga]
2020/03/08(日) 00:33:04.40 ID:oSsivXTf0
――――耳を裂くような音とともに、八十神の義手から弾丸が発射された。

一発。二発。三発。四発。五発。

八十神「…………」

何も言わずに、何回も何回も。その音と共に撃ち続ける。

弾丸の勢いで揺らめいているその姿が、霧散していく。

八十神「……はい、終了」

何十発撃ち込んだかわからないが。手を下げて、満足そうな表情で大きく伸びをする。

八十神「復讐のような自己満足。しなねぇ相手に撃ち続けて、ストレス解消」

――わらわの最後なんて、こんなもんでいいだろ。

八十神「……ふふ、わらわもあの人と別れてから変わった。からな色々と――ちょっとくらいやんちゃしても許されるだろ」

檻の向こうから、笑い声が聞こえる。

八十神「うるせぇ、死ね。言っておくけど許したわけじゃねぇからな、ムカついたらまた殺しに来るからな」

中指を立てる。

八十神「……それじゃあな。ここにいることがばれたら他の連中に何言われるかわからないんでな」

そして、八十神は――。

八十神「じゃあな」

そう言い残して、消えていった。


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