【安価とコンマ】自分の手で切り開く幻想郷生活七日目
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800: ◆z07gL4YySg[saga]
2020/03/07(土) 00:05:35.11 ID:kQG/kHGE0
「……よし、じゃあ代わりに私の好きなものを言うよ」

「……え?」

唐突、だった。

訊くだけで答えないというのは対等じゃない、と男は言う。

「私が好きな者は――妻だよ」

「……」

ずきりと頭が痛む。

「凛々しく、美しく。月下美人という言葉が凄く良く似合うような、そんな人だったよ」

眼が、くらむ。

「それで、そんな外見とは裏腹にとっても可愛い子でね。朝から夜までデレッデレでね、まぁそれが大変だった時もあるんだけど――ああ、私のためにご飯を作ってくれた時もあったなぁ、綺麗な手を切り傷だらけにして――――」

そして、何より――訊いていて凄く恥ずかしい!

顔から火が噴き出る勢いだ!

何故だ?なぜこんなにも恥ずかしい!?

「――――けど、そんな彼女の愛情が、私にはとても心地よかったんだ」

「――――っ!」


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