1:名無しNIPPER[saga]
2020/01/26(日) 16:13:15.02 ID:eEyX7Fuh0
「補講やらは特に無かったよな」
「はい」
「なら四時に迎えに行く。その後は直でボーカルレッスンだ」
「分かりました」
「ここまでで何かあるか、肇?」
「ところで、凛さんが先日デートをしたそうです」
打ち合わせ室に他のアイドルや同僚達の姿は無い。
事務室の方から控え目に響くコール音だけが場を満たしている。
机上のスケジュール表を意味も無く一度裏返し、俺は話を続けた。
「定例ライブもそろそろだからな。不安な箇所は一つずつ均していこう」
「そうですね……今度の曲はブレスのタイミングが難しいです」
「俺からもトレーナーさんに言っておく」
「ありがとうございます、Pさん」
「さて、肇からは何かあるか?」
「凛さんが、担当さんとデートを楽しまれたそうです」
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2:名無しNIPPER[saga]
2020/01/26(日) 16:27:31.95 ID:eEyX7Fuh0
「肇」
首を振り、小さく息を零す。
どう言ったものか指先をこね回している間も、肇はじっと俺の顔に視線を注いでいた。
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