21: ◆t8EBwAYVrY[saga]
2020/01/31(金) 21:43:17.54 ID:E+wdUg8L0
花京院「アヴドゥル。君も来たか」
アヴドゥル「久しぶりだな、花京院。承太郎」ニッ
承太郎「アヴドゥル、例の件は調べがついたか?」
アヴドゥル「ああ、アメリカ大陸に点在する奇妙な土地・・・『悪魔の手のひら』と呼ばれる土地は、やはり『スタンド』を発現させる効果があるようだ」
承太郎「やはりか。日本のこの『壁の目』とアメリカに複数存在する『悪魔の手のひら』はほぼ同一の性質を持つらしいな」
花京院「『スタンド使い』を生む土地か・・・厳重に管理する必要があるな」
承太郎「問題は『スタンド使い』だけじゃあない。この写真の男性を知っているか?」ピラ
花京院「・・・知らないな。誰だ?」
承太郎「名は『スティーブン・スティール』。現在はアメリカのSPW財団の施設で保護されている」
承太郎「・・・彼は『200年以上前の人間』だ」バン
花京院「なんだって!?」
承太郎「彼は19世紀末のアメリカでイベントプロモーターをしていたが、ある日気がついたら、この杜王町の『壁の目』の側に倒れていたらしい」
承太郎「彼が困惑していたところを警察が保護し、最終的にSPW財団の所へと回り回ってきたというわけだ」
承太郎「事情聴取を重ねた結果、彼の言うことは嘘ではないと判明した。間違いなく『200年以上前』のアメリカの人間だ」
花京院「それじゃあ彼は過去からタイムスリップしてきたとでも言うのかい?」
承太郎「さらに奇妙なことに、彼の知る歴史と我々の知る歴史には『差違』が生じている。第23代アメリカ合衆国大統領は?」
アヴドゥル「ベンジャミン・ハリスン」
承太郎「彼は『ファニー・ヴァレンタイン』だと答えた」
花京院「ヴァレンタインといえば先日就任したばかりの大統領じゃあないか」
アヴドゥル「どういうことだ・・・歴史が全く違うじゃあないか」
承太郎「そう、スティール氏は『平行世界』から来た人間だ」バン
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