男「僕の生徒は亜人だらけ」ミレイア「ろっ、六回目だからって嬉しくないんだからっ」
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679:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2020/10/08(木) 21:17:30.30 ID:sopvmtMK0
マヒロ「飯だ、食えるか」

被虐「はい」カポッ

マヒロ「へぇ、そんな顔してんのか」

被虐「みぐるシくて、ごめんなさい」

マヒロ「ひでぇ面だな」

被虐「ごメんな、さい」

マヒロ「お前は悪くねぇだろ。そういう面にした奴がわりぃ」

被虐「………」

マヒロ「まぁ、お前がいくらひどい目にあってようが、被疑者ってことに変わりはねぇ」

マヒロ「だから俺はお前に同情もしねぇし憐憫も覚えねぇ。嘲笑も侮蔑もしねぇがな。ただお前が犯人かもしれないっていう可能性だけでしか俺はお前を見るつもりはねぇ」

被虐「…あなタは、もっと、そのヒドいひとかと、おもっテました」

マヒロ「よく言われるし、間違っちゃいねぇよ。俺は酷い奴だ」

マヒロ「タダな、警察ってのは正義を司る存在ではあるが、警官が正義ってわけじゃねぇ。その役割は正義の味方になることじゃなく、犯罪者を許さないその一点だけだ」

マヒロ「だからいくら善人面してても油断しねぇし、いかにも悪人って面してても決めつけねぇ」

マヒロ「タバコすってもいいか?」

被虐「どウぞ」

マヒロ「………」シュボッ

マヒロ「すぅー。ふぅ。正義の味方って言われる警察はいくらでもいるよ。困ってる奴を放っておけなくて、自分をすり減らしてでも人助けをする優しいんだか甘ちゃんなんだかよくわかんねぇ奴がな」

マヒロ「そういう奴は人に好かれるさ。でもいくら人に好かれようが悪人一人取り逃がした時点でそいつに価値はねぇ。大前提であり存在意義だからな」

マヒロ「だから俺はひでぇ奴になったのさ。同情しねぇから人助けもしねぇし、平気で人を傷つける」

マヒロ「そういう奴が必要なんだよ」

被虐「……あなたハ、すごイひとで、すね」

マヒロ「わかってるとは思うがおべっかは不要だ。そんじゃ長々と無駄話をしてしまったが」

マヒロ「取り調べを始めようか」




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