男「僕の生徒は亜人だらけ」ミレイア「ろっ、六回目だからって嬉しくないんだからっ」
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653:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2020/09/24(木) 21:10:09.18 ID:2TYUD4Au0
グレゴリー「………」デキタ

ヒヅキ「………完成…………だ」

ベルナルド「両者同時に作り終えた! あのグレゴリーの速度についてくるとはあの鬼娘は化け物か!」

アダム「しかし問題は速度ではなく、その完成度。それでは審査していただこうか」

ベルナルド「審査するのは、こーのおとこー!」

ベルナルド「生徒会でもひときわ地味! みんな忘れているんじゃないだろうか。生徒会書記! ヤツカだ!!」

ヤツカ「せめて平凡と言ってもらいたい」

アダム「この男は見た目は地味なれど、稼いだ金の半分以上をジョゼットテイラーにつぎ込むほどのファッションフリークだ」

ベルナルド「その割には地味だな」

ヤツカ「ジョゼットテイラーの服は着心地がいいんです!」

ベルナルド「では審査していただきましょう!」

ヤツカ「えぇ、まずはグレゴリーさんから」

アダム「いけない!」

ベルナルド「どうされました、アダムさん」

アダム「こういう場合において、先攻は高確率で負けるという風潮がある」

ベルナルド「そんな、漫画や小説じゃあるまいし」

ヤツカ「グレゴリー氏の服はしっかりとした燕尾服ですね。こういう衣装は素人が作るとどんなに良い生地を使ってもボロが出てしまうものですが、これは縫い目もシルエットも文句なしの逸品。たったいま貴族が脱いだものをもってきたのだと言ってもおかしくありません」

ベルナルド「その表現は変態チックだね」

アダム「地味眼鏡は隠れ変態と相場が決まっている」

ヤツカ「更に素人は生地にこだわるばかりでボタンなどは安物で済ませてしまう傾向にあります。それはいけない。そういうところが安っぽければ服全体が安っぽくなってしまう。ですがこの服は」

ヤツカ「! これはまさか、ボタンも手作り!?」

グレゴリー「………」コクリ

ヤツカ「なんといい仕事をしているのでしょう! これは最高です!!」

ヒヅキ「…御託はいい。早く私の分も見ろ」

ヤツカ「おっとすみません。グレゴリー氏の作品があまりにも素晴らしかったもので。ではあなたの作品は………下着ですか」

ヤツカ「では拝見させていただきます。ほう、これは」

ヤツカ「っ!!!!!」ダバーッ

ベルナルド「ヤツカが泣いた!!」

アダム「パンツを抱きしめて泣いている!!!」

ヤツカ「勝者……っ!! 彼女が勝者です………っ!!」

ベルナルド「な、なにが起きたんだぁー!?」

ヒヅキ「………くくく」


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