男「僕の生徒は亜人だらけ」ミレイア「ろっ、六回目だからって嬉しくないんだからっ」
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632:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2020/09/23(水) 21:08:01.38 ID:RUw4WKmq0
スズシロ「キスしたの!? せっこい!」

ロウェナ「だって先生が好きって気持ちが」

ロウェナ「『心の奥からあふれ出した』から!」

スズシロ「でもその気持ちは元々私のもので!」

ロウェナ「かもしれない!」

ロウェナ「だけどね。君が来て、私の気持ちを否定した後、私は本当に先生が好きなのか」

ロウェナ「先生が私のことを好きでいてくれたのかすっげぇ悩んだ! 夜も眠れないくらいに」

ロウェナ「『病気みたい』になるまで悩んでた!」

スズシロ「好きって気持ちで悩んでしまうだなんて、それこそ好きという気持ちの否定だよ」

スズシロ「私は死ぬまで先生のことを好きで居続けたんだから!」

ロウェナ「すごいね、スズシロちゃんは」

スズシロ「!!」

ロウェナ「私はそこまでできなかった。先生に好きでいてほしかった。先生がスズシロちゃんのこと好きで、私のこと好きじゃないかもって思っちゃった」

スズシロ「だから先生を疑った時点で」

ロウェナ「でも! でもね! 私のこの気持ちを『恋』って呼んでくれた人がいたの!」

ロウェナ「甘くない、苦くてじゅくじゅくして、シュンとして、とっても辛いこの気持ちを『愛』だって呼んでくれた人がいたの!!」

スズシロ「やだ! いやだ! 私は先生が好きなの! 1000年待ったくらい好きなの! だから私から先生を取らないで!!!!!!」

ロウェナ「スズシロちゃん!!!!!」

スズシロ「っ!!」ビクッ

ロウェナ「大丈夫だよ。だって私気付いたんだ」

スズシロ「気付いたって、何を?」

ロウェナ「先生は私だけを好きじゃない。スズシロちゃんだけを好きじゃない」

ロウェナ「先生は『私達』を好きなんだ」

ロウェナ「だから大丈夫だよ。スズシロちゃん」


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