男「僕の生徒は亜人だらけ」ミレイア「ろっ、六回目だからって嬉しくないんだからっ」
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亜人好き
◆HQmKQahCZs
[saga]
2020/09/15(火) 21:42:37.78 ID:FWxTxCfc0
ミレイア「んがっ。はっ、い、今何時よ!?」
男「おはよう。もう朝だよ」
ミレイア「はぁ!? 20分後に起こせっていったでしょ!? 20分どころか14時間も経ってるじゃないの!!」
男「よく眠れた?」
ミレイア「眠れ過ぎよ!!」
男「まぁ落ち着いて」
ミレイア「落ち着くもなにも、落ち着いていられるわけないでしょ! 色々忙しいのに」
男「少年君が代わりにやったって」
ミレイア「少年、が?」
男「うん。自分がやるから、ミレイアさんをゆっくり眠らせてあげてほしいって」
ミレイア「少年………」
男「よく眠れた?」
ミレイア「えぇ、気分爽快よ」
男「家の事情だからあまり口は突っ込めないけどさ。何日も眠れないのはおかしいよ」
ミレイア「私が、私が出来損ないなのが悪いのよ。私がもっと優秀だったらお父様にもお母様にもなにも言わせないのに」
ミレイア「私がもっと優秀だったら! そうよ、私は優秀じゃないといけないの! だから寝る暇なんて!!」
男「ミレイアさんは十分優秀だよ。ゼミがないときも図書館で勉強をしてたのは見てた。君ほど勉強熱心な人はこの学園でもそうはいない」
ミレイア「努力なんて結果が出なければなんの価値もないわ。平民と違って貴族は結果でしか見られないの。過程なんてただの言い訳にすぎない」
ミレイア「だから私は努力しないといけないの。何ももってないあんたと違ってね!」
男「…」
ミレイア「………失言だったわ。ごめんなさい」
男「うん、僕はミレイアさんほどいろんなものは抱えてないよ。だからさ」
男「ちょっとくらいミレイアさんが持ってるもの、預けてくれてもいいんだよ?」
ミレイア「ほんと、あんたは超絶がつくほどのお人よしね」
ミレイア「でも紅目のミレイアは強いの。持てないものなんてないから大丈夫」
ミレイア「だけど、疲れた時はまたこうやってここで休ませてもらってもいいかしら」
男「うん、どうぞ」
ミレイアの好感度【51】
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