男「僕の生徒は亜人だらけ」ミレイア「ろっ、六回目だからって嬉しくないんだからっ」
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亜人好き
◆HQmKQahCZs
[saga]
2020/08/27(木) 21:45:41.52 ID:LsYnlgTF0
〜47週 日曜日〜
バジロウ「なぁ知ってるか」テクテクテク
少年「藪から棒になんだよ」テクテクテク
バジロウ「最近噂の怪談話だよ」
ノヘジ「怪談話か。実にくだらないだろう」テクテクテク
バジロウ「そういってノヘジ、お前ホラー苦手だったよな」
ノヘジ「ななな、そんなことないだろう。ただこの歳で怪談話を話そうとするバジロウが哀れなだけであって」
バジロウ「まぁまぁ、聞けって」
バジロウ「俺の友達が実際に経験したし、他のクラスでも何人も見たってやつがいるんだ」
バジロウ「C37校舎の寂れた廊下があっただろ。日差しが差し込まない薄暗い廊下」
少年「あぁ。倉庫になってるところだろ」
バジロウ「あそこの廊下に立っていると白い靄みたいなものがでてきて、目の前が真っ白になってしまうらしいんだ」
ノヘジ「ふん、きっと設備の故障だろう」
バジロウ「で、今いるここがその校舎なんだが」
ノヘジ「!? いつの間に!」
少年「話しながら誘導してったよな。俺は気付いたが」
ノヘジ「こんなところにいられるか! 俺は返らせてもらうだろう!」
バジロウ「まぁ待て。話には続きがあってだ。靄程度じゃ怖くもなんともないからな。で、その靄の向こうから音がするらしいんだよ。かつーん、かつーんって」
バジロウ「なんの音だ。なにが来るんだと目を凝らしてみるとうっすら見えるんだよ。女が」
ノヘジ「ひっ」
バジロウ「で、なんでこんなところに女がってじーっと見てみるとおかしいんだ」
少年「おかしいって、なにが」
バジロウ「見えてるのは後ろ姿なんだ。なのに、すーーーっとこっちに近づいてくるんだよ」
バジロウ「それだけじゃない。ボソボソと意味不明な言葉を呟いているんだ。何度聞いても意味が分からない言葉をブツブツブツブツ呟きながら背中を向けたまますーっと!!」
ノヘジ「ぎゃっ」
少年「………なぁ、靄って、これのこと、だよな」
モヤモヤ
ノヘジ「あがっがあががが」
バジロウ「………あ、おい」
カツーン カツーン
スデノブコハ スデノブコハ
少年「で、でたーっ!!」
ノヘバジ「うわぁあっ!!」
ダッダッダッダ
リバーシー「今日も元気にすでのぶこは」
リバーシー「? いまだれかいたような」
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