男「僕の生徒は亜人だらけ」ミレイア「ろっ、六回目だからって嬉しくないんだからっ」
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185:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2020/05/19(火) 00:00:43.48 ID:hsY97eLp0
「う、うぅ。幸せでござるぅ」

男「………」

男(確かにルーティさんの歌は上手だ。だけど)

バタッ

男(また一人倒れた。その表情は幸せそうだけど、このライブに漂う雰囲気)

男(これが君が望んだライブなのか?)

ルーティ「もっと、ねぇ、もっと愛を頂戴。ほしいの、あなたの愛が」

男(………わからないよ)







ルーティ「どうでしたぁ? 私たちのライブ」

男「すごい上手だったよ」

ルーティ「やっぱり幽霊には効かないのかな」ボソッ

男「なにか言った?」

ルーティ「先生にもっと褒めてほしいなって」

男「ははは。感想が長くなりそうだから家に帰ってからにするよ」

ルーティ「はーい?」

ルーティ「それじゃあ私たちはファンの皆と交流会があるから」

ルーティ「その前に」チュッ

男「!」

ルーティ「皆は握手だけど、先生は特別だから?」

男「あ、ありがとう」ハハハ

ルーティ「またあとでね!」





「……今の見たわよね」

「うん。そういえばあの人、前見たよ」

「もしかしてあの女の弱点なのかしら」

「でも、ひどいこと、したくないな」

「もし、彼が協力してくれるのならひどいことにはならないわよ」

「先生は良い人みたいだから。私たちを助けてくれるのかも。でもこんなことして、良いのかなぁ」

「………あの日、私たちが受けた仕打ちを考えたら足りないくらいよ」

「私は純粋に歌を聴いてほしい。だから歌を汚すあの人を私は許さないわ」


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