男「僕の生徒は亜人だらけ」ミレイア「ろっ、六回目だからって嬉しくないんだからっ」
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154:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2020/05/15(金) 21:13:28.11 ID:Szqf4dx90
〜34週 土曜日〜

男「ここらへんに赤い髪で角の生えた女の子いませんか? 鬼人の子なんですけど」

「さぁ、知らないねぇ」

次の日。通りかかる人に聞き込みをするものの手掛かりなし。そもそも幽霊だからか話しかけても反応してくれない人も多かった。

目立つだろうになんで誰も見てないのだろうか。

途方にくれていると

シライシ「センセ。居場所わかったで」

男「…シライシ君すごいね」

シライシ「ここは霊山やからなぁ。たぶんその鬼っこは霊媒師に用があったんやないかと思うてババどもに話聞きに行ったらビンゴや」

シライシ「穢れを落とすために禊の修行をしてるらしいで」

そうか…。霊山はそういう場所なのか。

むやみやたらと聞き込みをした僕はどうやら無駄だったらしい。

しかし霊媒師に用があるとはいったい。

男「それじゃあヒヅキさんのところへ」

シライシ「あー、無理や無理。霊山に入るためにはババから許可貰わんといけんし、禊を済ませないとあかん。それだけで何日かかるか」

シライシ「ウチもこないだ第二種やったから禊長いやろうし、センセは幽霊やからなぁ」

男「ここまで来たのに………困ったな」

シライシ「…しゃあないなセンセ。忍び込むで」

男「え?」

シライシ「ここまで来たら乗りかかった船や。協力したる」

男「でも大丈夫なの?」

シライシ「ウチを誰やと思っとるんや。ナニワの悪童と呼ばれたヒラガ・シイやで?」

そういってシライシ君はにやりと笑って懐から四角い箱を取り出した。


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