男「僕の生徒は亜人だらけ」ミレイア「ろっ、六回目だからって嬉しくないんだからっ」
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109:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2020/04/03(金) 19:32:10.55 ID:6HK8TXc/0
男「って言われても、なんでこうなったかわからないし」

ベール「心当たりは………なんてロウェナ以外にあり得ないじゃない」

男「でもロウェナさんもわからないって」

ベール「幽霊ってそういうもんなのよ。詳しく解明されてないからなんとも言えないけど」

ベール「悪意があろうがなかろうが存在自体が毒なら害であることは自明の理」

ルーティ「ベールクレアさんでも、やっぱり先生を助けることは」

ベール「私だけじゃ無理。それこそ学内の四賢人を集めても解明にどれだけ時間がかかるか」

ベール「それにおそらく世界で最初の症例。研究の価値はあるけど、固有現象であればすべてを解明する必要なんてない」

ベール「感染はしない。それで終わり。あとは興味の範疇で調べるくらい」

ルーティ「そんな。じゃあ先生は………」

ベール「助けることはできない」

ベール「私たちは人類の中でもトップクラスの知能を持ってしまったの。申し訳ないけど私の能力はすでに私の腕を離れてしまったわ」

ベール「人類の幸福のため。そんな共産的思想の元でしか私たちは活躍を許されない。それが天才の宿命だから」

男「ベールさんは立派だね。自分の力をどう扱うかまでしっかり覚悟を決めてる」

ベール「何が立派なのよ。100万人を救うためには1人を犠牲にするのが正義であるなんて狂った世界に身を置いてるのよ」

ベール「今ですらすべて計算にかけてあんたを切り捨てるのが最善なんて結論をはじき出したわ」

男「僕だってそうでありたい。ベールさんのようでありたいって思うよ。ただ犠牲者は僕一人だけでいい」

ベール「それを妥協出来たら精神的超人の領域よ。あんたは自分を社会に溶かし込もうとしてるの?」

ルーティ「ル! ルーティさんは、わ、私を助けようとしてくれた」

ベール「ルーティ。あなたの声は研究価値があるわ」

ルーティ「っ!」ビクッ

ベール「だから研究してるだけ、それ以上でもそれ以下でもない」

ベール「利益が見込めなきゃ研究なんて金がかかることできないわ。あなたの場合、その声にスポンサーがついてくれると思ったから」

ベール「私、優しい人じゃ、ないのよ」


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