【シャニマスSS】冬優子「vsあさひ、その後で」
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3:名無しNIPPER[saga]
2020/01/18(土) 12:00:47.62 ID:K5d2CxghO
「発表します!
勝者……………芹沢あさひ!!!」
盛大なファンファーレと共にふゆを包んでいたスポットライトが消え、あさひだけが光と賞賛を一身に受ける。
4:名無しNIPPER[saga]
2020/01/18(土) 12:11:44.08 ID:K5d2CxghO
【半年前】
雑誌の取材を終えたふゆはプロデューサーの運転する営業車に乗って事務所に戻ろうとしていた。
5:名無しNIPPER[saga]
2020/01/18(土) 12:13:20.57 ID:K5d2CxghO
「ふーん、面白そうじゃない。で、その番組がどうしたの?」
「実は283プロに出演のオファーが来てるんだ」
6:名無しNIPPER[saga]
2020/01/18(土) 12:18:57.54 ID:K5d2CxghO
「この話、事務所の他の子にもしてるの?」
「したよ。冬優子が最後だ。
出演してみたいって言ったのは1人だけだったけど」
7:名無しNIPPER[saga]
2020/01/18(土) 12:20:30.26 ID:K5d2CxghO
「他の子はユニットの活動を優先したいって理由で不参加だ。うちのアイドルは団結力が強いからな」
「あさひには団結力が無いって言いたいわけね」
8:名無しNIPPER[saga]
2020/01/18(土) 12:22:23.40 ID:K5d2CxghO
「物は言いようね……」
頬杖をついて窓の外を流れる景色をボンヤリと見ながら続く台詞を口にする。
9:名無しNIPPER[saga]
2020/01/18(土) 12:25:38.72 ID:K5d2CxghO
「……そうか」
「何よ、文句ある?」
10:名無しNIPPER[saga]
2020/01/18(土) 12:26:35.08 ID:K5d2CxghO
アイツが何か話し続けていたけど、ふゆの耳には遠くから流れてくるラジオ放送みたいに朧げにしか聞こえていなかった。
トーナメントで勝ち続ければ、いずれあさひとも戦うことになる……
こんな時でさえ思い出されるのはアイツの無邪気に笑う顔で、それが無性にムカついた。
11:名無しNIPPER[saga]
2020/01/18(土) 12:36:59.05 ID:K5d2CxghO
【〈Rivals〉オーディション終了後・控え室】
控え室に戻ると同時に忘れていた疲労が押し寄せてきて、思わず深いため息を吐いてしまう。
12:名無しNIPPER[saga]
2020/01/18(土) 12:43:48.13 ID:K5d2CxghO
「冬優子ちゃん!さっきのオーディションっすけどーー」
「あさひ」と、若干語気を強めて最後まで言わせないように言葉を遮る。
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