9:Because I love you[sage]
2020/01/19(日) 10:50:50.28 ID:D6AzE3TD0
「位相が...違う?」
そう、自分達のいた位相とここの、この世界の位相は全くの別物であるとアレイスターは気付いた。幾重にも折り重なりあっている位相の何処かに迷い込んだか?とアレイスターは考える。別の位相に迷い込んだ可能性の他に多重宇宙、平行世界etc...考えられる候補はあれど確信には至れず、とりあえず保留となった。
アレイスターは意識を切り替え、
「さて、またいつもの『失敗』か。ここは何処か、何故私が生きているのか、それらは今は置いとこう。当座の目標はまず情報収集だな」
(それにこの世界は妙な違和感を感じる)
この世界に来たと分かってから感じる世界を覆う違和感。魔翌力にもAIM拡散力場にも似ているが確かに違う謎の力をアレイスターは感じていた。
(これに関しては自分の足を使って調べるしかないか)
と、意気込んだはいいもののまずどうやって情報を集めるかが問題となってきた。
彼女(?)は現在、無一文である可能性があるからだ。
情報を集める上で便利になってくるのはやはりインターネットであるのだが、彼女(?)は現在、スマホやパソコンを持っているわけではないのだ。
となるとネット喫茶を使うのがいいのだが、なんせ金がかかる。
144Res/130.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20