魔法少女アレイスたん☆マギカ
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51:以下、名無しにかわりまして上イン好きがお送りします[sage saga]
2020/02/03(月) 00:42:26.52 ID:oOE+CogJ0
 監視カメラの映像記録は粗方精査しきったので、一旦行動に移すことにしようと考えた。
 しかし、別段急ぎの用という訳でもないし、今日一日は適当に男でも捕まえてセックスなり乱行パーティーにでも興じようとも考えていた。とにかく外に出て、街の散策なり、男探し(女でも可)でもしなければ。一日中ずっとパソコンと睨みあいっこなんぞただのヒキニートと大差ない。
 という考えでアレイスターはネット喫茶から出ていった。
 二日目ともなればさすがにこの街にも慣れてきて特に驚くこともなかった。当座の目標はとりあえずは魔女探しである。元々アレイスターが目を覚ましてから感じる違和感の正体を探しだそうとしたのはこの街、この世界で何故自分が生きているのかを知る為である。自分は確かにあの時死んだ筈なのに生きている。この状況が不可解なのである。しかしその原因はこの街で目を覚ました時から感じる違和感が関係しているのではないかとアレイスターは直感的に感じていた。......まあこうして考えなしに突っ走るからいつも失敗するのだが。
 とにもかくにも街での魔女とやらを探さなければ。
 カメラの映像の記録ではメルヘン少女は大体人目のつかない所を重点的に探していた。彼女達の会話から察するに魔女とやらは人目のつかない所で結界を張りその奥に隠れ潜んでいるのだとか。人目のつかない所に行けば後は魔力の流れを追いかければいい。
 と路地裏に入ると、
 「ビンゴ」
 路地裏から魔力の流れを感じる。それも並みの魔術師よりも強い波動だ。恐らく魔女だ。
 アレイスターは奥に隠れ潜む魔女にも臆さず、いっそ口笛で吹きそうな程軽い足取りで前へと歩きだす。
 「魔女とやらとの初対面だな。精々楽しませてもらうとするかね」


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