84: ◆WxIv1gd/Cs[saga]
2020/01/18(土) 21:55:28.55 ID:Vvromby+0
18 偶数
憧れた。
大人達の努力に、技術に。
格好良かった。
だから、その憧れた人たちに近付くために。その憧れた人になるために。
俺はここにいる。
「グリット君?」
「ん?」
「なんだか、凄くいい顔してたよ。まだ会って間もないけどそれでも今までで一番って言えるくらい」
「……そうかな?そうだったらいいけど」
「そうだよ。……ロイヤル、好きなんだね」
「……うん」
「私も好きなんだ。この機体を見てこの仕事に就きたいって思ったから」
「え、アーヴァインさんも?」
「キラルでいいよ。グリット君もなの?」
「そうなんだよ!小さい頃に見たテレビ番組でやってたロイヤル開発までの特番がさ…!」
「それあれだよね!?作業用機体としての面を全面に出して作ってた番組だよね!?」
「そう!」
「………!!こんなところに仲間がいたなんて!」
「俺も思わなかったよ!キラルさん!」ガシッ
「きゃっ!?」
「これから一緒に頑張っていこう!」
「う、うん!けど恥ずかしいから離してほしいかな…!」
「ごごごめん」パッ
「……」
「……」
「次、案内するよ」「……お願い」
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