【禁書安価】垣根「終わりの日と」エイワス「始まりの日」
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859: ◆ocnT.96ZZU[saga]
2020/02/02(日) 20:53:49.25 ID:yMP5vjMo0




『八月二十八日』

 最悪な話だが、この俺には同居人のやつらに対する幾分かの正の感情があるみたいだ。つまりは、多少心地よく感じてるってこと。だが、だからといって俺は変わらない。これから先長い期間過ごしたとしても、それだけは確信できる。
 なんなら自分の目的のためなら、あいつらが死んだって別にいい。だから、本当に、俺に与える影響は微小だ。じゃあ、何でそんな騒いでるのかといえば、その気持ちが俺にとって不快以外の何物でもないからだ。俺の中の研ぎ澄まされた一貫性を汚染するそんなものをたとえ1%でも、俺は抱えたくない。

 この身が暗部に堕ちたその日から、俺の選択は決まってる。あらゆる状況下に置かれても、どんな逆境に望まれたとしても、俺という人間は一方通行を殺さないといけない。

 それは最早、運命かもしれない。第一位に恨みはまったくない。だが俺にとっては障害でしかない。アレイスターの直接交渉権を手に入れるためにはあまりにもアイツは邪魔だ。

 殺さないといけない。俺が今までやってきたものは全て一方通行を殺すため。そのためなら俺にはなんだってできる。

 もう一度言う、俺は、垣根帝督は一方通行を殺すために、この日を生きてきた。



 


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