【禁書安価】垣根「終わりの日と」エイワス「始まりの日」
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62: ◆ocnT.96ZZU[saga]
2020/01/16(木) 12:57:57.01 ID:ZD9+Hzec0

垣根「なぁ、一つお前の顔を見て思い出した……聞きたいことがある…」

オルソラ「何でしょう?」

垣根「以前お前を警護した時、俺は超能力であの黒づくめからお前を守った。だが、あの時、黒づくめが放った攻撃からは明らかな異物を感じた」

オルソラ「はい」

垣根「最初、俺は自分の演算…つまりは脳が狂って誤作動でも起こしたのかと感じた。だが違った……どうやら『魔術』とかいうものがあるらしく、あれが魔術なんじゃねぇかってな。お前は見てたか分からねぇが、あの黒づくめは魔術師?ってやつなのか?」

オルソラ「垣根さんの言うとおり、その方を見ていたわけではないので分かりません。ですが魔術というものは実在します。あの方は恐らく魔術師でしょう」

垣根「知ってるかと思って聞いたが……お前はそっち側の人間だったか。まぁ、別に驚かないがな」

オルソラ「隠してたわけではありません……ですが魔術について言えば、もしかしたら厄介事に巻き込まれるかもしれないと…」

垣根「いや、いい……俺だってお前に隠してることはある。それはぶっちゃけって言えば、俺がどうしようもない悪人ってことだ。人だって何人も殺してる……お前とは真逆の人間だよ」

オルソラ「……」

垣根「おっと、びっくりさせすぎちまったか。まぁ、幻滅されるとは─」

オルソラ「……うっ」グスッ

垣根「なぜ泣いてやがる…」

オルソラ「垣根さんは自分がどうしようもないと仰っしゃりますが、私にはどうしても貴方が何か大義のために戦っているように……見えて」

垣根「大義だと?……俺が?…そんなわけねぇだろ」

オルソラ「でも、あなたは暴力に取り憑かれていない」

垣根「……なんだそりゃ」

オルソラ「それだけは…断言できます」

垣根「チッ、お気楽なやつだ。お前と話してると俺は調子が狂う……じゃあな」

バタン

垣根(なんで逃げちまったんだ…)

垣根(俺は確かに一方通行とは違って、快楽殺人鬼じゃねぇ。それは事実だ。だから堂々とそうだ、と言えばよかった……なのに、なぜ俺は……見透かされる気がして怖いのか、俺は)

垣根(クソが…)



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