【禁書安価】垣根「終わりの日と」エイワス「始まりの日」
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154: ◆ocnT.96ZZU[saga]
2020/01/17(金) 18:36:49.67 ID:5ws07bs90

 垣根と上条が外へ向かってる間のほんの数十秒間は熾烈を極めていた。

ステイル「魔女狩りの王!! イノケンティウス!!!」

 現出する火の魔人。

 それに相対する光の魔神。

 イノケンティウスはそこから近寄ることも動くこともできなかった。

ステイル「くっ…!!」

 ウォーターカッターなど比にもならないほどの水の大魔術に襲われたためだ。

 だがそれでもステイルの魔人は消えることはなかった。

 あたりに貼り散らしたルーンの紙。これが全て消えない限りは耐えることができる。

ペンデックス「持続性の魔術『イノケンティウスの顕現』を確認。魔術の発動切り替え必要なし。引き続き敵兵の貯蔵がなくなるまで攻撃をします」

ステイル(なるほど……こちらの魔術がどういうものかもう分かっているということか)

 そう、イノケンティウスはルーンがある限りは耐えることができる。

 だが逆にそれが消えてしまえば終わりだ。ペンデックスほどの魔術のレベルならば魔術を切り替え有効策を探すよりも、そのまま攻撃を続けたほうがルーンを減らすことができるのだ。

 事実、一秒単位で数十枚のルーン紙が消えてくことにステイルは焦りを感じていた。

ステイル「これほどまで……一秒を長いと感じたことはないよ」

 ステイルは率直にペンデックスの恐ろしさを認めた。


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