コナンSS 「ある狂者達の日記」
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23: ◆bujB8GgAPs[sage saga]
2020/01/14(火) 23:03:05.26 ID:8xItus230
□月13日

【今晩も彼と会う約束をした。
 あれだけあの日は狼狽えていたのに……。
 
 10日の夜、酔った勢い……、と彼は思っている行為の後。
 朝目覚めて彼はパニックになっていた。
 そして謝ってきた。
 
 私は彼に暫く何も言わなかった。
 微笑みながら彼を見ていた。
 
 ひとしきり話して落ち着いて項垂れる彼にこう言った。
 気にしないで、一夜の過ちと思えば良いと。

 彼はそう言う訳にはいかない、どう償えば良い、と聞いて来た。
 だから、こう言った。

 償う必要なんてない。あの時言った好きだという気持ちは本当だし、良かったと思っていると。
 そう聞いて少しホッとした彼にもう一言伝えた。
  
 だから、今後もまたしてくれればと。
 
 彼は目を丸くしていた。
 そう言う訳にはという彼に、こう言った。
 
 昨日の事で私の気持ちには火が付いた。
 もう抑えられないと。
 会ってくれないのなら奥さんに話すと。
 
 戸惑いを隠せない彼に、私は悪魔の囁きをした。
 それに、昨日……。気持ち良かったでしょ?またしたくないの?と。
 
 あの時の彼の、理性では違うと言おうとしているけど、本能がしたいと答えた姿。
 とても興奮した。
 
 顔を真っ赤にしながら頷く姿はとても可愛かった。
 あの姿がまた見られると思うと身体が火照ってくる。
 
 工藤君、今日も楽しみましょうね。
 まだまだ約束を破った埋め合わせには遠いのだから】


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