31: ◆f1tFKtbZna.K[sage]
2020/02/03(月) 21:23:02.61 ID:kho4oZtDO
―やがて
オギャアオギャア
霧子「ふふっ……はじめまして……私の赤ちゃん……」
霧子「あと……」
霧子「お帰りなさい……」
霧子「一緒に……幸せになろうね」
(うんっ)
―誰にも聞こえなかったが、霧子にはそう聞こえた気がした
―それは、暖かな朝を迎えたある桜が綺麗に咲き、澄み渡った大空がどこまでも続く春の日であった
霧子「いつか……お空にいった、あの子のことを……話せる日が来るよね……」
―雲流れる果てのごとく、青空に負けない笑顔で自ら産んだ命を抱きながら……
おしまい
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