20: ◆f1tFKtbZna.K[sage]
2020/01/26(日) 15:58:10.28 ID:zghl48SDO
P「……もしかして退院……というよりは……」
智代子「や……いや!言わないで!」
―誰もがパニックに陥りかけていた時だった
霧子「あ……プロデューサーさん……それにみんな……?」
―その患者の隣にいた子が振り返る
結華「きりりん……」
恋鐘「霧子……」
摩美々「……」
咲耶「……さ、遅くなってしまったが、ケーキだ」
智代子「う、うん。ちゃんと消化にいいけどカワイイの選んだからね」
―そう辛うじて言葉に繋ぐ……言葉を受け取る彼女も空気を察してか言葉少なげに
霧子「智代子ちゃんも……本当にありがとう……」
霧子「あの子ね……やっと…………お家に帰れるんだって……」
霧子「生まれた時からずっと……病院暮しばかりだったのに……ようやく……」
P「霧子……いいんだ。お前まで……」
霧子「えへへ……ありがとうございます……」
霧子「……でも……」
霧子「やっぱり……ちょっとだけ……」
霧子「勇気をください……」ギュッ
―そう言い男の手を握る。そして
P「あぁ……こんなのでよければ……みんなも……」
五人『うん』
―そう皆が寄り添い、一人の少女にありったけの勇気を渡す
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