73:名無しNIPPER
2020/01/13(月) 01:49:38.29 ID:j/ROv3cf0
華「もうすっかり冷え込んできましたね」
麻子「学園艦の位置も北緯寄りになってきたからな。今日の夜辺りから氷点下になるらしいぞ」
華「ではそろそろお布団も厚めにしないと」ギュ
麻子「今日も泊まる気か?」ギュ
華「あら、ウチのお布団を替えようというお話ですよ?」
麻子「……じゃあ私がそっちに行く」
華「ふふ、いいですよ。晩御飯はどうしましょうか」
麻子「なんか適当に作ってくれ」
華「わたくしが?」
麻子「多少は自炊に慣れておいても損はなかろう」
華「実家ではお手伝いさんが食事の用意をしてくれるので……」
麻子「将来旦那さんに手料理を求められたらどうするんだ」
華「尊い犠牲になっていただくしか」
麻子「私は犠牲になるのはゴメンだ。一緒に作るか」
華「そうしましょう」
麻子「……将来か。どうなるんだろうな、私たちは」
華「前にも言いましたけど、わたくしたち次第です。今のこの時間ひとつひとつが未来になっていくんですから」
麻子「詩的な表現だな。学生の身分としてはとりあえず差し迫った問題があるだろう」
華「大学受験ですか?」
麻子「三年の人たちはもう模試の結果が出るころだろう。たぶん……河嶋先輩あたりはこれから大変なことになるんじゃないか」
華「想像に難くありませんね……」
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