麻子「……華、さん」 華「はい?
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32:名無しNIPPER
2020/01/12(日) 20:59:02.87 ID:zPoxPRfb0
華「夜更けにお話してる間……ずっとこうしてあなたの手を取りたかった。声だけでは物足りませんでした」

麻子「ぇ……」ドクン

華「人知れず孤独に咲いているか細い花のような……強がっているけど折れてしまいそうなあなたの小さな体を愛でたかった。鈴蘭のような正直で優しいあなたの匂いを感じたかった」

麻子「ぅ、うぁ……」カァァァ

華「伝えてしまうのが恐ろしくて張り裂けそうなこの気持ちを……あなたの眼を見てお伝えしたかった」ギュッ

麻子「わ、わ――わかった! わかったから! いったん離れてくれ!」

華「……はい」パッ

麻子「うっ……おばあが倒れるのとは別の意味で心臓に悪い……」ドクンドクン

華「大丈夫ですか?」

麻子「あまり大丈夫じゃない……よ、よくそんなことをスラスラと言えるな」

華「……流石に面と向かって言うのは恥ずかしかったです。いくらお薬のせいだとはいえ……」

麻子「……っ」

華「でも、これが今のわたくしの正直な気持ちです。いつか消えて無くなるものだとしても」

麻子「……は、華、さん」

華「何でしょう麻子さん?」

麻子「あ、あのな……」

華「?」

麻子「……。…………そ、そろそろ、戻らないと……変に思われる、ぞ」

華「……そうですね。お昼休みが終わってしまいますし」

麻子「…………」

麻子「……」


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