50:名無しNIPPER[sage]
2020/01/09(木) 00:06:44.76 ID:wGjLpz6C0
ビィ「とりあえず食堂に戻ってきたし、改めて話し合いだな!」
ルリア「えぇ、しかしこれは、厄介な事になってきましたね……」
クビラ「厄介って?」
ルリア「いいですか?この厨房に繋がる道は3つ……甲板から食堂へまっすぐ繋がる2本の通路と、下の階に繋がるこの階段です」
ルリア「仮にクビラさんとビカラさんの部屋がある方の通路を通路A、もう一つの通路を通路Bとしますが……」
ルリア「ソーンさんの証言によれば、そのうち通路Aには私たち以外の人影は一切無かったんです」
ビィ「でもって、オイラたちが不審な動きをする様子も見えていなかった……」
ルリア「はい。そして、誰も甲板からA、Bへ入っていかなかったという事実が示すのは……」
ビィ「そうか、犯人は通路Bか下の階の住人だな!」
ルリア「いいえ……下の階ではニオさんがずっと1人で調律をしていたんです」
ルリア「食堂から階段を降りるとあるホール、その真ん中にニオさんはいました。彼女に気付かれずに上の階の食堂へ行くことは不可能でしょう」
ルリア「また、通路Bにはローアインさん達の部屋と食糧庫があるだけです」
ルリア「そして、ローアインさん達がリンゴを用意してから私たちが食堂に行って異変に気づくまで、ニオさんは食堂を歩く足音を聴いていない……」
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