芹沢あさひ「この雨がいつか止んだなら」
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72: ◆J2O9OeW68.[sage saga]
2020/01/04(土) 20:44:19.11 ID:hoMUvMIQo

 第二区と称された空間に一歩足を踏み入れる。
 ここだけは丁寧に石畳が敷かれていて、私は濡れた足元に注意を払いながら歩いた。
 普段より足早になっていることにはちゃんと気がついていた。

 最後の角に差し掛かる。ここを曲がってすぐのところが、それだ。

 一度立ち止まって、大きく息を吸う。

「よし」

 意を決して、直角に折れる。
 私の探していた名前は、果たしてそこに見つかった。




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